ピンクの糸

友人は二人姉妹の旧家、大家族の長女。

家を継ぐと決心していたけれど、ある日舞い込んだお見合い話、いいお話だったようで嫁入りしてしまった。


婚家のお舅さんから「我慢しなくていい、やりたくないことはやらなくていい…やりたいことだけをやりなさい。」そんなふうに言われたらしい。この言葉は彼女の大転機になったようだ。


細かいことは省略、


私も彼女を知って考え方が大転換したように思う。こうでなければならない。ってことはほとんどの場合、そうなくてもいいんだ。


ボビンレースの宿題…白糸で織っていた彼女、レースの糸が途中でなくなったらしい。家にはピンク糸しかなくて、

100人いれば100人は白糸を調達する。彼女は途中からピンク糸で完成させてしまい先生を驚かせた。

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普通は発想すらしないけれど、

発想するところ、そしてやってしまうところが驚いた。でも、間違いではなくて

そして、、なんとなくステキでもあって、、、

思い出にもなる。


彼女はお昼ご飯は作りたくないらしい。なので毎日旦那様と外食。専業主婦だから家事をやらなきゃって概念は夫婦共になく、


一年中海外旅行に行くのに、犬を飼ってる。

動物を飼ったら旅行に行かれないという概念もない。


海外旅行もギックリ腰で歩けなくても行ってしまう。車椅子で…


姉妹二人ともが家を出た結果になってしまったけれど、彼女の旦那様はだから…彼女のご両親を心配し大事にされるらしくて、それを見て彼女も感謝する。


もう少し早く彼女のピンク糸のレースを見ていたら、私の人生も変わったかもしれない。


自分勝手に生きるのではなくて、

みんなが感謝する気持ちがあるからできることだということが大前提だけど。


今日帰り道で見つけた

母子草🌱

可愛い🩷