恩と多様性
同僚の息子さんは、アスペルガーで中学に入るまでは学習障害児だったようです。
だけど、中学に入ってから周りの友人から刺激を受け、本人の興味のあることに邁進できる環境で今は宇宙工学の大学院生です。
去年パリ学会で発表をしました。その際に「おこづかい」と10,000円を渡しました。「学生だからお土産はいらないから、美味しいもの食べておいでね。」って。
同僚は、私が「スミレの砂糖漬け」を好きなことを知っていて、「ポロンのおばさんにはスミレの砂糖漬けをお土産に買ってきなさい。」と言ったようですが、探せなかったとクッキーを買ってきてくれました。
今日、息子さんの話しをしていたら
「うちの子は普通じゃないから、人の感情がわからへんねん。でも、恩はわかっていて覚えてる子で、ええか!ポロンさんの恩を忘れたらあかんで!いつかスミレの砂糖漬けを買ってくるんやで!」っていつも言ってるから
「ポロンさん、スミレの砂糖漬け!」って呪文のように覚えてるわって言われて大笑いしました。
こんな若い男の子でも、たった10,000円の恩を覚えてくれている。
ところで、、
同僚が話す息子さん
「うちの子は変わっていて、、こうやねん。」って言うこうやねんの殆どが私にあてはまるんです。
わたしも変わってるんだろうなー
最近、周りの人と考えが違うって思うことがよくあって、
知らない方と話すときは初めに「私って変わってますから…」って言ってしまうことがあります。
幼い頃や若いときには気づかなかったことでした。たぶん、、、周りに合わせていたんじゃないかと思います。
私はアスペルガーではなくて、
放ったらかしで大きくなったからだと思います。一才違いの兄が病弱で手がかったので、私は哺乳瓶一つ持たされて大きな乳母車に一日中放りっぱなしだったと聞きました。一才違いの兄が教えてもらってる算数や国語を隣で見ていて私の方が先に理解していたらしいです。
私が空が大好きなのは、乳母車から空を一日中眺めていたからかもしれません。
最近多様性が認められるようになりましたが、それは、特別にこういう人もいるんだと考えることではなくて
自然に聞き流すぐらいに自然にそこにあればいいなーって
わけのわからないことを考えました^ ^
コーヒーゼリーを作りました。
緑がなかったので、隣のお家の塀につたっていた「蔦」を飾りました。
やっぱり、わたしって変わってますよね^ ^;
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