珍しく真っ直ぐに帰ってきました。

バス停をいくつか前で降りて歩きました。

ざくろ…

この歪な色や形、好きです。

こちらのお家の奥様はそれはそれは美しい方で、いつもお着物をお召しでした。

庭には大きな桜の木があって、毎朝落ち葉をお掃除されてました。

趣味で器や骨董をお買いになって、お部屋（お店）に置いて、

売り物ではなくて、趣味物を気に入られた方がいたらお譲りになるんです。

私も一ついただきました。

7,500円。

「ください。」と言うと、

「見ていただけるだけでいいのよ。」とおっしゃいました。

コロナ前お見かけしないと思っていたら、入院されたと知りました。私より20歳ぐらい上の方だったか、、、

お見かけしなくなってしばらくして、桜の木が切られてました。切り株だけ残っています。直径１メートルぐらいあります。

奥様は…

お妾さんで、本妻さんはお子様たちと本宅にお住まいで、この大きなお家は別宅だったみたいです。

詳しいことはもちろんわからないけど、

「不倫」と片付けるにはひたむきな愛を貫かれたのだなぁ…って感じます。

15年という年月は

家も木も人の姿も変えてしまったけど、

変わらないものが「愛」だったとしたら…

美しいって、不謹慎かもしれないけど

思います。

晩ご飯

京都には京野菜と呼ばれるものがあって、

今日使ったのは

賀茂なす

万願寺甘とう

九条ねぎ

賀茂なすは、硬くてしまってとっても美味しいです。私はいつも田楽でいただきます。

万願寺甘とうがらしは、肉厚で辛くありません。焼いても炊いても、揚げても美味しいです。

九条ねぎは、青ねぎですが、葉はしっかりしていて甘みがあって食べごたえがあります。