悲しいお誕生日
10月10日は
長兄のお誕生日
兄は寂しいお誕生日を迎えて1週間後に亡くなりました。
私が大学に入った年、
兄の家で兄の好きなハンバーグを作りました。
初めて作るハンバーグ、兄は卵も大好きだから卵をたくさん入れて、固めるためにパン粉もたくさん入れて、立派なハンバーグを兄に出して、私は台所を片付けて食べました。
卵とパン粉たっぷりのハンバーグは硬くて食べられなかった。でも、兄は全部食べてくれてました。
兄が亡くなってから、兄のお誕生日にはハンバーグを作って写真を置いてお祝いをしています。
18年前のお誕生日も今日のように、一緒にハンバーグを食べていたら
兄は死ぬことはなかったと思います。
人は死んだら終わり
一緒に
話すことも
笑うことも
歳を重ねることもできません。
兄は長男で跡取りだったので、父に厳しく育てられました。母が可哀想でたまらなかった…って言うほど厳しく育てられました。
だけど、兄は両親が大好きでした。四人兄弟で一番親思いでした。
錦市場てお花を買って組みました。
兄のように優しいお花にしました。