仕事帰りにスーパーに寄りました。スーパー手前からおばあさんと40歳ぐらいの男性が一緒に歩かれている近くを歩いてました。
笑いも何もなく…「仕事だ」とわかりました。
野菜売り場を行ったりきたりしていると、おばあさんもグルグル同じ場所を何度も回っておられました。おばあさんはカゴを持ってご自分で歩いておられて、男性は後ろを車椅子を押してついてます。会話はありません。男性は楽しそうではありません、ため息をつきながら黙ってついて歩いてました。
身内だったら、、
おばあさん叱られていたかもしれない。
「おばあちゃん、何が買いたいの?」
「おばあちゃん、はよ買うて帰ろ!」
会話もあったかもしれない。
「トマトなかったで。」
「何しよう…
タケノコとワカメ炊こか?」
先日、スーパーで見かけた人は随分ご高齢のおばあさん、50代ぐらいの女性がしっかり手を握っておられました。いいなー!私もこんなふうにお買い物したいな…って思いました。
介護を施設に頼むときそこには報酬が発生して、報酬を受け取るためのビジネスだということ。頼まれたサービス、それだけすればいいわけで、そこには利用者さんへのご恩や労り思いはありません。叱られてもいいから、会話があるのは幸せなことだと感じました。
認知症の原因の全てが会話がないことではないけれど、元になる原因があったとしても誘引したり悪化したりするのは会話がないことがあるように思います。