友人は東北で東北大震災の被災者さんの心のケアをしています。

随分前に聞いた話ですが、訪問するのは仮設住宅で暮らされている一人暮らしのご老人がほとんどだと言ってました。

何があったのかはわかりませんが、ご家族は訪ねて来ないらしいです。

訪ねて来る家族もなく

震災に遭っての仮設住宅での一人暮らし

心を病みなさいと言っているようなものです。

東北大震災の年のフジの24時間テレビは「きずな」がテーマだったと覚えています。

震災で離れ離れになった方々を見て、絆の大切さを考えたテーマではなかったかと思います。

今、日本は東北だけでなく

どこの街にも独居老人が溢れています

病院に勤務していると、老夫婦だけの暮らしで理解できない方が多いです。以前は家族さんが付き添って来られていましたが、今は介護タクシーで来られます。ご老人の側に家族はいません。

病気をして、心細くて、まして目まぐるしい社会の進歩に追いつけないご老人たち…

道徳をなくした日本

いつからか、日本は…おかしくなりました。

子供のために…

私もですが、子供のために一人暮らしの選択をしました。ですが、その子供たちがまた独居老人の道を歩むのです。

話す人もない暮らしは

いつか言葉を失くし、認知症になっていきます。認知症になっても医学は進歩して、何年も生きなければなりません。

北陸の被災者さんたちに必要なものは

暖かい場所、家族、会話、ひとりぼっちでないこと。

寂しい心のケアが必要でありませんように、