本を探していたらありがとうが見つかった

家にあるクッキーの本を探していたら、懐かしい本がありました。30年ぐらい前に夫が買ってきてくれた本です。



「ロンドン、とっておきのティープレイスへ」

紅茶が好きな私のために買ってきてくれたのだと思います。

「中村あずさの気ままに作る休日クッキング」

女優、中村あずささんの暮らしとお料理の本です。2冊とも30年経っても、とってもオシャレです。

夫は毎年、年末には婦人画報も買ってきてくれました。付録の家計簿をつけてほしかったみたいですが…つけたことはありませんでした。


これは私の経験で、誰にもあてはまるものではないのですが…

考えというのは、一定ではなくて変わるものだということ。例えば義父母対しても、夫に対しても…

冷たい言葉を言われ、言い返すことができなくて胸に抱えてました。酷いと…その感情は生涯変わることはないと、あのときは信じてました。しかし、時間が経過すると

考えや思いは変わるものでした。


人はそこで止まっていないからだと思います。


あのときにはそのことに気づけませんでした。

今、私は夫や義父母に感謝でいっぱいです。悲しいこともあったけど、

こんなふうに私のために考えてくれたこともあって、それは私の幸せなことでしたから。



これは、8年前に家でタルトを食べていただくお店をやりたいと夫に話したら「ママ、喜び!僕、◯◯さんと知り合えた。お店の出し方教えてもらえる」そう言って嬉しそうに持ってきてくれました。


私は笑って聞いていましたが、ありがとうとは言いませんでした。いっぱいいっぱい

ありがとうと思っていたのに…

こんな年齢になってやっと気づけたこと。

これからは美しい言葉(ありがとうやごめんなさい)は、出し惜しみせずに言おうと思います。ありがとうと言っていたら…感謝の気持ちをいつも持っていたら、離婚はなかったかもしれません。


パパ、ありがとう