会いたくて

父の命日、

36年前です。

兄から「そろそろ帰ってきた方がいい。」と連絡があって、埼玉から急いで帰りました。夜に病院に着くと、父は目を閉じて横になっていました。

兄が「ポロンが帰ってきたで!」って言うと、開くことのできない瞼がキョロキョロと動きました。目を開ける力はもう無くなって、でも閉じた瞼で私を探していました。


話せなくなっても

目を開けることができなくても

ずっと待っていてくれたんです。


会いたくて会いたくて、最後の力を振り絞って待っていてくれました。



琵琶湖を見たかったけど、暑くて

真っ直ぐに帰ってきました。

車窓から

竹生島が見えます。



地元のお野菜だけを買ってきました。

鰻は地元の湖魚屋さんで

鰻(4,000円)入れて、全部で6,200円。

羨ましいです。毎日新鮮でお安いお野菜がいただけて。

バナナカステラは父が好きだったので、

写真の前に供えました。