貧乏だった新婚時代が一番楽しかった
結婚した年の夏、
まだクーラーを買っていませんでした。
二人の生活が始まったばかりで、蓄えもそんなにありません。
冷凍庫にあった一つのアイスノンで涼を取りました。二人で一つ、貸しあいっこをするのですが、夫が不利に決まってます。
思い切ってもう一つ買いました。
「極楽、極楽」って喜んでいましたが、その夏は異常な暑さ。お客様用のそばがらの枕から虫がわきました。虫は苦手…
で、クーラーを買いました。しろくまくんだったと思います^ ^
新婚は夫の実家の近くの賃貸マンションでした。私は同居がよかったのですが、どうやら姑が却下、舅から「新婚のうちは二人で暮らしなさい。」と言われてしまいました^ ^
夫は家の車に乗っていたので、私達は車が必要なときには借りに行ってました。
私達の「足」は
私が嫁入りに持ってきた、オシャレなママチャリ(自転車のベンツと呼んでました)。その後ろに私を乗せて夫はどこまでも走ってくれました。洛西ニュータウンにあるテニスコート、高槻にあるデパート。しんどかったと思いますが、一言も愚痴を言わず、私を乗せて風を切って走ってくれました。
転勤をして車を買って、貯蓄もできてだんだんと買いたい物を我慢を考えずに買うことを考えるようになりました。
私達は離婚をしましたが、
あのアイスノンと
自転車を
娘に教えてあげたいです。
パパとママは仲良しだったんだよって。
パパはママを乗せて、どこまでも走ってくれたんだよって。