コツコツと
私の初任給は十万円。
ボーナスは六ヶ月でした。
初めて手にする大きなお金、母から「家に入れなさい」って言われ毎月六万円を母に渡しました。
嫁にいくとき母が私名義の通帳を渡してくれました。母に渡していた六万円を母は定額預金に預けてくれていたんです。
結婚を母は大反対でしたし、みなさんのような優しい母の思い出はそのときまでありませんでした。通帳を見て初めて母の私の思いを知りました。
娘を産んでからは、幼い頃からの両親のことを思い出すことが多くなって、どんなときも私を大切に思ってくれていた両親に気づきました。
そのお金は倍になって、別れた夫のために使いました。夫には話していません。母のおかげで夫を助けることができました。
私も娘が働いてから毎月五万円を預かって通帳に入れてました。嫁に行くときに渡してあげるのが楽しみでした。でも…渡すことはできませんでした。
あれから10年…
今も毎月娘の通帳に入れています。五万円という額は無理ですが、私の交通費と、臨時に入ってきたお金…ボーナス(僅かです)や、残業代や、コロナの助成金や…毎月の決めている生活費以外のお金は全部入れてます。微々たる金額ですが、入金するときは嬉しい気持ちになります。この通帳は私が死んでから娘の手元に届きます。
私には夢があって、
どの人のところにも天国があるといいなーって思います。
人を思い、思われ、愛を感じること。
私の大切な娘も天国の中で暮らして欲しい。
ちょっと、今日のブロガーさんのブログを読んで、私もたとえ一万でも千円でも決めた以外のお金を貯めてるなーと思って、
書いてみました。
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