昨日ヤフーニュースを見ていたら、

ご夫婦で年金が26万だった女性が、旦那様が亡くなられて遺族年金が14万。これだけじゃ暮らせない悩み相談です。夫が生きていたときより12万も足りないから暮らせない…お悩みです。

旦那様の生命保険が2,000万円、他にも貯蓄、持ち家あります。

えっ？

生涯専業主婦でこれだけあれば、有り難いぐらいじゃないの？しかも旦那様の生命保険2,000万円で老後2,000万円問題クリアできています。

私の先輩は生涯独身で年金14万。受け取れる家族の生命保険なんてありません。親の遺産、山や田んぼは親と暮らしていた弟さんに全て渡しました。と言っても先輩は休みの日は電車で片道３時間かけてお母さんの介護に行ってました。

生涯自分で働いた貯蓄のみです。それを取り崩して暮らしています。それでも先輩は「一人やったらいらないよ。年金だけで暮らせるよ。」って言ってます。

仕事は62歳であっさりリタイア。老後は今まで働いたお金を崩せばいい。そのために働いたんやからと言ってます。今後働くことは一切考えていません。現役時代に仕事を持つ精神的負担をわかっているのと、自由な時間の使い方ができているからだと思います。

子供はいません。弟さんも数年前に急死、唯一の身内は甥御さん一人。

ご自分の最期は…

「施設には入らない。入るお金もないし…

最期は家（分譲マンション）でと思ってる。困ったことがあったら都度役所に相談に行く。だんだん弱っていってここで死ねたらいいんやけど。」

「何かあったら、私が駆けつけるから言って」と言うと、「ありがとう、大丈夫！同じマンションに何人か親しくしてる人がいて、お互い様で暮らしてるから」って言います。

なんて強くて潔いんだろう…って思います。

先輩はマンションに来たノラちゃんに管理人さんに許可を取ってご飯をあげていました。母子二匹のノラちゃん。避妊手術もしてご迷惑にならないように。

そのうち、ノラちゃん達は先輩の部屋にやってくるようになりました。２階だったので、おトイレの窓や玄関で待っていたこともあるらしいです。そうして先輩の家の子供になった二匹の母子ニャンコも、数年前に亡くなりました。

強い人は優しいです。

私は、人に恵まれました。

何かをしてもらう…というのではなくて、

その生き方で学ばせていただける人に出会うことができました。

そうそうお悩みの奥様…

ブツブツ文句を言う前に

自分でやれることを考えればいいのに

14万で無理と言うなら、働くしかないです。

でも、持ち家があって、2,000万円と預貯金（いくらかしっかり読んでません）があるなら、暮らせると思います。日本は国民皆保険制度で健康は守られているから心配いらない。

物価高は確かに厳しいけれど、やりくりするしかありません。頑張りましょう…お互いに^ ^